胃腸の丈夫なオババは3食しっかり食べて昼寝をする。
私は正社員では無かったけどフルタイムで働いていたので帰りも遅く残業もあったりして急いで帰ってきても家に着くのは夜8時を過ぎる日も度々だった。その分給料も良かったので10年以上お世話になっていた会社を
「あんたが働いたっていくらももらえないんだからとっとと辞めて私の世話をしなさいよ」
とオババ。子供なんて自分のために使う道具程度にしか考えていない。私は早朝に起きてオババの食事3食分を作って冷蔵庫に入れ家を出る毎日でオババは自分が食べた食器を洗うことさえしないので仕事から帰ってくると流しには3食分の食器が山積みになっていた。まぁ仮にオババが洗っても洗剤もつけないでちゃちゃっと濯いだだけの食器なんて私は使えないけどさぁ(^_^;)))
月に1度来るケアマネージャーとの面談で「食事は娘が作るんです」とオババ。ケアマネージャーが片付けや洗濯の事を聞くと「私は立ってるだけで疲れちゃって出来ないし娘がやった方が早くて綺麗だから」なんて言う。時もある・・
それを横で聞いていて褒められたような気がしてちょっと嬉しく思うのは毒親育ちの悲しいサガよね。
ケアマネージャーは「それでは娘さんが疲れてしまうからお母さんも自分で出来ることは自分でやりましょう」と至極当たり前のことを言うのだけれど「そうなのよ。疲れちゃうから仕事を辞めなさいっていつも娘には言ってます」とオババはまったく自分に問題があるとは思っていない返しをしていた。
子供が生まれ子育てのために仕事を辞めようとした私に「専業主婦なんて世間知らずのバカしかいない」と自分が専業主婦じゃなかったオババは言った。本心では旦那の稼ぎで暮らしている主婦が羨ましかったのかも?
自分が一番正しいと思っているオババは自分と違う生き方で幸せになっている人が大っ嫌い。それなのに今は仕事を辞めて自分の面倒をみろとはどの口が言っているのか(-_-)
オババの頭の中では自分は親の面倒をよく見たと都合のいいように変換されているけど兄弟姉妹の多かったオババは実際には親の面倒をみたことがない。
で結局、私は時短勤務にしてもらいました。体は楽になったんだけど顔を合わせる時間が長くなったので心がどんどん蝕まれて。それにあとから気づいたんだけどオババはあれだけ自分勝手に暮らしていたのにまだ私に遠慮していたらしく時短になった途端に
「早くに帰ってくるなら公民館のサークルの送り迎えをしてよ、あんた暇でしょ」